持ち家と賃貸をシミュレータにより比較し、住居のコストを見直す

投稿日:2024/3/3  更新日:2024/7/10

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    この記事で解決できるお悩み
  • ご自身の状況に合わせ、持ち家と賃貸どちらが金銭的に得か
  • 持ち家にかかる費用の詳細
  • 持ち家・賃貸のメリットデメリット

目次

平均的な賃貸・持ち家のシミュレーション結果

以下のケースをシミュレーションします。
※平均はインターネット上で調べた一般的な数値を設定しております。

持ち家の前提:
・物件価格:3500万円
・住宅ローン金利:0.6%
・住宅ローン期間:35年
・固定資産税(毎年):15万円
・修繕費(10年毎):150万円
・住居に関わる保険料(毎年):3万円

マンションの前提:
・物件価格:3500万円
・住宅ローン金利:0.6%
・住宅ローン期間:35年
・固定資産税(毎年):15万円
・管理費・修繕積立金(毎月):2万円
・住居に関わる保険料(毎年):1.6万円

賃貸の前提:
・20年間は家賃12万
・その後、家賃8万の住居へ住み替え(子供の独立で安価な物件への転居)

シミュレーション結果はこのようになります。
経過年数40年~50年が持ち家と賃貸の損益分岐点となっていることがわかります。


持ち家にかかる費用の詳細

では次に一軒家、マンションの維持費がどの程度かかるのかを見ていきます。
以下が代表的な大きな維持費をまとめたものになります。


FIREするために必要な将来の支出を確認 一軒家にかかる費用 無料シミュレーション


一軒家にかかる費用をシミュレーションすることで、購入に関する具体的な経済負担を予測します。
毎年の固定資産税、保険料、維持管理費、光熱費などの継続的な費用も考慮されます。
さらに、予期しない修理費や改装費用も含め、総合的なコストを見積もります。
これにより、長期的な予算計画を立てる際に、現実的な財務状況を把握でき、安心して家を購入するための重要な判断材料となります。

ご自身に合わせた費用の編集・追加も可能となっております。
総額:1102.5万円


FIREするために必要な将来の支出を確認 マンションにかかる費用 無料シミュレーション


マンション購入にかかる費用をシミュレーションすることで、具体的な経済的負担を予測できます。
管理費、修繕積立金、固定資産税、保険料などの継続的な費用を考慮します。
また、共用部分の維持費も含め、総合的なコストを見積もります。
これにより、長期的な資金計画を立てる際に現実的な財務状況を把握し、安心してマンションを購入するための判断材料を提供します。

ご自身に合わせた費用の編集・追加も可能となっております。
総額:1408万円
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持ち家のメリットデメリット

金銭名だけでなくメリット・デメリットがあるため注意が必要です。
以下にメリット・デメリットをまとめています。

持ち家のメリット

資産になる:
持ち家は自分名義の資産となります。毎月の家賃と住宅ローンの返済額が同じでも、賃貸住宅は自分の資産にはなりませんが、持ち家であれば資産として残ります。

内装や設備のクオリティが高い:
分譲マンションや戸建ては、設備や建具が賃貸物件よりもグレードが高いことが一般的です。

部屋数が多い物件が充実:
特にファミリー向けに、部屋数が多い持ち家が選択肢としてあります。

間取り変更や設備交換が自由にできる:
注文住宅や中古物件なら、自分の好みに合わせてリフォームが可能です。

退職までにローンを完済すれば老後の住居費の負担が軽くなる:
ファミリー向けの持ち家は、子どもの多い家族にも適しています。

持ち家のデメリット

簡単に引越せない:
所有している家からの移動は容易ではありません。

住居費を下げられない:
固定資産税や都市計画税、メンテナンス費用がかかります。

修繕積立金や管理費が恒常的にかかる:
特にマンションの場合は、これらの出費があります。

災害のリスク:
地震、洪水、台風などの自然災害による被害にあった場合、住居の修繕が必要です。
そのような場合に備え保険に入った場合は、保険料を支払う必要があります。

賃貸のメリット

いつでも自由に引越しができる:
ライフプランの変更に合わせて容易に移動できます。

設備の交換や修理費用の負担がない:
オーナーが負担します。

固定資産税や都市計画税が不要:
住宅取得資金を貯めることができます。

賃貸のデメリット

内装や間取り、設備が自分で決められない:
物件によって差があります。

一生、家賃の支払いが続く:
更新料や保証人の問題もあります。

高齢になったとき契約を更新できないことがある:
特に保証人の問題があります。

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ご自身に合わせたシミュレーション

ご自身の生活環境に合わせ設定いただくとさらに詳しい結果が確認できます。

FIREするための住居の支出の見直し 持ち家vs賃貸 無料シミュレーション


持ち家と賃貸、それぞれの総額をシミュレーションすることで、将来的な経済的負担を見積もることができます。
例えば、持ち家を購入する場合は、ローンの利子や固定資産税、メンテナンス費用などが考慮され、総額が算出されます。
一方、賃貸の場合は月々の家賃や駐車場代などを含めた総額が計算されます。
これにより、長期的な視点でどちらがより経済的に有利かを比較することができます。
このシミュレーションは、将来のライフプランを立てる上で非常に重要な役割を果たします。

一軒家
マンション
賃貸



※シミュレーション期間は80年です。
それ以上の期間の設定は無視されます。

※「頭金の支払い」、「住宅ローン控除」、「持ち家の土地や建物の売却」は考慮していません。


最後に

シミュレーションの結果では40年~50年後付近から持ち家が総支払額を下回るという結果になりました。
持ち家、賃貸どちらが得ということはなく、ご自身のライフプランに合わせて選択することが必要かと思います。



「本サイトについて」
本サイトは、国家資格である「3級ファイナンシャル・プランニング技能士」の資格を持つ専門家が監修しています。
ファイナンシャル・プランニング技能士とは、個人や家庭の資産管理、ライフプランニング、税制や保険に関する知識を活かして、適切なアドバイスを行う資格者です。