物価上昇率(インフレ率)を考えたライフプラン

投稿日:2024/5/19

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本ブログの目的は、シミュレータを使ってご自身に合わせたライフプランを作り上げることです。
本記事以外にも様々なシミュレータをご用意していますので、ご利用してみてください。

今回は物価上昇率(インフレ率)についての記事となります。
記事の最後にご自身に合わせて、シミュレーションをすることもできます。

この記事を読むことで物価上昇率(インフレ率)を考慮した以下のことがわかります
  • 貯金がどの程度資産価値を失っていくのか
  • 貯金を切り崩しながら生活した場合は月あたりいくら使えるのか
  • 貯金を切り崩しながら生活するには、どの程度貯金をすべきなのか


そもそも物価上昇率(インフレ率)とは

物価上昇率(インフレ率)は物価の上昇率を示します。
具体的には、一定期間(通常は1年)における物価の変動をパーセンテージで表したものです。

具体的な例を見てみます。
以下はグラフは100円のものが物価上昇率2%で30年間推移した場合、どの程度値上がりをするかを示しています。
100円であったものが10年後は約121円、30年後には約181円に値上がりしていることがわかります。


次に別の視点で物価上昇率を見てみます。
物価が上昇することにより相対的に資金の価値がどの程度減少するかです。
以下は現在100円の価値が年数経過とともにどの程度減少するかを示したものです。
10年後は約82円、30年後には55円まで価値が下がることがわかります。




物価上昇率(インフレ率)を考慮したライフプラン

貯金が2000万円あり物価上昇率2%で毎月どの程度貯金を切り崩しながら生活ができるかを試算してみます。
結果は、毎月使える額は約4万円となり、30年後に貯金が0円になる計算となります。
(見積もり期間を30年と設定しています)

貯金が2000万円あるからといって単純に毎月使用できる金額が5.5万円となるわけではないため注意が必要です。
(5.5万円は貯金から月いくら貯金を切り崩せるかを物価上昇率を考慮せず計算した値です。 2000万円 ÷ 30年 ÷ 12カ月 = 約5.5万円)

貯金を切り崩し 毎月使える金額は 「0」万円



物価上昇率(インフレ率)を考慮した資産の形成

では次に、物価上昇率が2%で毎月5.5万円(貯金が2000万円で物価上昇率がない場合の額)支出する場合は、いくらの貯金が必要かを試算してみます。
試算の結果は約2700万円となりました。




ご自身に合わせた物価上昇率(インフレ率)のシミュレーション

ご自身の状況に合わせたシミュレータをご用意しております。

各種シミュレーションへのリンク(本サイト内の別ページへ遷移します)

物価上昇率の計算

物価の上昇に対する資産価値減少の計算

物価上昇率を考慮した貯金の切り崩し

物価上昇率を考慮した資金の準備


「本サイトについて」
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