投稿日:2024/4/20 更新日:2024/7/23
本ブログの目的は、シミュレータを使ってご自身に合わせたライフプランを作り上げることです。
ライフプランは、思い描いている生き方・生活環境等、人それぞれ状況が異なるためご自身に合わせる必要があります。
本記事以外にも様々なシミュレータをご用意していますので、ご利用してみてください
今回は医療保険についての記事となります。
定期医療保険とは、一定期間だけ治療費の保障を確保できる医療保険のことです。
具体的には、病気やケガによる入院や手術、通院などにかかる費用をカバーするための保険です。
シミュレータを使い算出することで、不要な保険の見直しを行います。
また、環境は個々の状況によって 異なりますので、記事の最後にご自身に合わせて、シミュレーションをすることもできます。
以下の条件でシミュレーションをしてみます。
・会社員(夫)であり毎月の給料の総額が30万円
・配偶者(妻)がいる ・ある日事故等により働くことができなくなった。 ・傷病手当金を受け取り、その後障害等級2級と診断され障害年金を受給
・子供は1人で0歳
・子供は高校までは公立、大学は私立(文系)
・毎月の支出は25万円
子供の年齢が22歳までに必要な金額は約3500万円となりました。
不足する金額を月々に換算すると3500万円 ÷ 22年 ÷ 12カ月 = 約13万円となります。
傷病手当金は、病気やケガによって仕事に就くことができず、十分な報酬を得ることができない場合に、被保険者とその家族の生活を保障する制度です。
支給額は支給開始日の以前12ヵ月間の各標準報酬月額を平均した額】÷30日×(2/3) となります。
支給期間は、原則として最長1年6ヵ月です。
標準報酬月額とは:
標準報酬の対象となる報酬は、基本給のほか、役付手当、勤務地手当、家族手当、通勤手当、住宅手当、残業手当等、労働の対償として事業所から現金又は現物で支給されるものを指します。
なお、年4回以上の支給される賞与についても標準報酬月額の対象となる報酬に含まれます。
出典:全国健康保険協会 標準報酬月額・標準賞与額とは?
傷病手当のシミュレーションでは、病気やけがで働けなくなった場合の給付額を具体的に計算します。
これにより、休業中の生活費を補うための具体的な金額を把握し、経済的な不安を軽減するための計画を立てるのに役立ちます。
また、傷病手当金を受給中の社会保険につきましては免除がないため支出として計上します。
さらに、日々の支出との差額を確認でき、医療保険の検討に使うことができます。
障害年金は、病気やケガによって生活や仕事に支障がある場合に支給される年金です。
「障害基礎年金」が支給され、子どもがいる場合は加算もされます。
厚生年金の加入者であれば、障害基礎年金にプラスして「障害厚生年金」が支給され、配偶者がいる場合は加算もされます。
障害年金のシミュレーションを行います。
このシミュレーションでは、障害等級や年齢、収入などの要素を考慮し、実際に受け取ることができる年金額を計算します。
また、将来の生活費や医療費をカバーするための必要な年金額を見積もり、経済的な計画をサポートします。
これにより、障害が発生した場合の生活設計に役立つ具体的な数字を提供し、安心して未来を見据えるための指針となります。
また、日々の支出との差額を確認でき、医療保険の検討に用いることもできます。
労災保険は、労働者が仕事(業務)や通勤が原因で負傷した場合、または病気になった場合、さらには不幸にも亡くなった場合に、被災労働者やご遺族を保護するための給付を行う制度です。
労災保険の支給額は一般的に給与額の8割相当となります。
労災保険の補償・給付に期間制限はありません。
高額療養費制度は、医療費の家計負担を軽減する制度です。
具体的には、同一月にかかった医療費の自己負担額が一定の金額を超えた場合、その超えた額を公的医療保険から支給される仕組みです。
高額療養費制度が適用された場合の支払額をシミュレーションします。
このシミュレーションでは、自己負担限度額を超える医療費が発生した際にどれだけの支援が受けられるかを計算します。
具体的には、医療費の総額、適用される保険の種類、所得に応じた負担額を考慮して、最終的な自己負担額を明らかにします。
このシミュレーションを通じて、高額療養費制度を利用することで、どれだけの医療費が軽減されるかを事前に把握し、安心して医療サービスを利用できるようになります。
※概算を確認するための簡易的なシミュレータです。
月々の生活費だけではなく、突発的な支出にも備え生命保険料を計算する必要があります。
以下に代表的なライフイベントを示します。
ライフイベントの総額の計算を行います。
ライフイベントとは、人生の中で重要な節目となる出来事を指します。
例えば、結婚、出産、就職、退職、転居などが含まれます。
これらのイベントは、個人の生活や計画に大きな影響を与えるため、ライフプランシミュレーションなどで考慮されることが多いです。
人生の大切なターニングポイントを意識することで、より計画的な生活設計ができるようになります。
ご自身に合わせたライフイベントの編集・追加も可能となっております。
いかがでしたでしょうか?
最後に、ご自身の状況に合わせたシミュレータをご用意しております。
定期医療保険の保険金額の算出に、ご活用いただければと思います。
働くことができなくなった場合の支出の総額を計算します。
参考値として子が独立するであろう22歳までの必要額を表示します。
このシミュレーションには、傷病手当や障害年金を含めて、具体的な保険金額や給付条件を算出します。
これにより、保険契約者が病気やけがで働けなくなった場合の生活費や治療費をカバーするための最適な保障額を見積もることができます。
現在の保険内容が適切かどうかを評価し、必要に応じて保険の見直しや追加の保険加入を検討するための重要な情報を提供します。
概算を確認するための簡易的なシミュレータとなります。
参考:
・令和5年度子供の学習費調査の結果について
・(参考2)国公私立大学の授業料等の推移
・令和5年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査結果について
これまで見てきたように数多くの制度があることがわかります。
保険内容を充実させるほど、月々の保険料は上がり、生活を苦しめることとなります。
また、保険内容が少なすぎても、不測の事態に備えることができなくなります。
これらのバランスを考え、制度を活用することも視野に入れ、保険内容を決めることが大切となります。